« 2006年9月 | トップページ | 2007年3月 »

2007.02.24

It Must Be Love

It Must Be Love (Avon Light Contemporary Romances)It Must Be Love (Avon Light Contemporary Romances)
Rachel Gibson

Avon Books (Mm) 2000-03
売り上げランキング : 65011

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

アイダホのとある大富豪所蔵のモネが盗まれる。覆面捜査官のJoeは、美術商のKevin Carterに目をつけていた。Kevinこそ今回の黒幕であり、自分の店を隠れ蓑にして盗品売買を行っているに違いない。Joeは彼の店の共同経営者であるGabrielleを密かに尾行する。しかしある日、いつものように尾行していたJoeに突然Gabrielleが飛び掛り、銃をつきつけた。Joeをストーカーだと勘違いしたGabrielleが反撃にでたのだ。JoeはなんとかGabrielleを取り押さえ、公務執行妨害と銃を携行した罪で逮捕する。自分がストーカーではないことを納得さえるため、警官として尾行していたこととKevinに対する容疑を打ち明けざるを得なくなったJoe。それならいっそ、と、罪を見逃す代わりにGabrielleの恋人を装って店に潜伏したいと持ちかける。店に入り浸り、犯罪の証拠を探しながら、Kevinの前では恋人同志を演じ続けるふたり。一緒に過ごすうちに、自分の理想とは違うはずの相手に心ならずも惹かれていく。

はじめて結ばれるのがなんと300ページ(正確には299ページ)というスローペースぶり。しかも、その時点ではまだふたりは愛し合っていないという始末。というわけで、愛するふたりのすれ違い、というよりは、恋愛未満の緊張感を楽しむ作品でしょうか。
Gabrielleはニューエイジ系不思議ちゃん。ルックス不問で「精神レベルの高い」男にしか興味がない。みるからにセクシーでマッチョなJoeは対象外のはず。一方のJoeは古風なところがあって、家庭的な女性と一緒になって落ち着きたいと考えている。奇言奇行が服着て歩いているような、料理嫌いのGabrielleは対象外のはず。お互いの自分の理想の恋人像に対する思い込みと、情報提供者に手をだしてはいけないというJoe側の事情が恋の障害となるわけですが、うーむ、ちょっと弱い? 
でも、悶々としたGabrielleが描いたJoeのヌードが本人に見つかってしまって、"Mr. Happy" (by Kevin)の写実性が問われるシーンとか、JoeのペットのSam(クリント・イーストウッド好きの口の悪いオウム)とか、Rachel Gibsonらしいぶっ飛んだおかしさは楽しい。それにラストのラスト、ようやくお互いの愛に気がついた二人のセキララぶりにはぐっと来ます。でも如何せん残りわずか数ページではハラハラしようもなく・・・。って、欲張りすぎ? 2007.2.24★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年9月 | トップページ | 2007年3月 »