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2006.01.09

Into the Night

Into the NightInto the Night
Suzanne Brockmann

Ballantine Books (Mm) 2002-11-26
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大統領とその娘が、海軍特殊部隊の"Team Sixteen"が駐在するサンディエゴの基地に視察にやってくる。アフガニスタン侵攻真っ只中の大統領訪問は、海軍側としては迷惑以外の何者でもないが、次の大統領選を控えてイメージ作りに余念のないホワイトハウス側はなんとしても成功させるつもりだ。その視察に先立ってホワイトハウスの広報官Joan DaCostaがお膳立てにやってきた。彼女のお守り役に任命されたのが"Team Sixteen"のメンバー、"King of Polite" Mike Muldoon中尉。抜群のルックスのお陰で相手の女性には事欠かないMikeだったが、実はシャイで自分から女性を口説いたこともない。知的で明るく積極的なJoanの相手をしているうちに好意を抱き、何とか振り向かせたいとSamの指導の下(笑)に奮闘するのだがなかなか上手くいかない。それもそのはず、Joan自身もMikeに惹かれていたのだが、恋に落ちては大変と自分の心にブレーキをかけていたのだ。7つも歳下。おまけにサンディエゴとワシントンDCは大陸の西と東。本気になったら傷つくのは必至だ。しかし、惹かれる気持ちを抑えきれず・・・。一方、そんな二人の周辺では、視察に訪れる大統領を暗殺しようと、アルカイダのメンバーが着々と準備を進めていた。

Troubleshootersシリーズ第五作。
(The Unsung Hero, The Defiant Hero, Over the Edge, Out of Control)
私にとって、この作品の主役は絶対にMary Lou! 頭も心も弱くてホント駄目な女なのは間違いし、"SEALの妻"への固執は殆ど病気。でも、病気って本人に罪はないんですよね。アリガチだけれど駄目な親の元で不幸な少女時代を送っていて、自尊心を育てることなんて不可能だった。不幸から抜け出したいと周りを不幸に落としいれ、そして自分も更に不幸になるという不幸のスパイラル。SamとMary Louの結婚生活の描写はホントに悲しい。そんなMary Louが生まれて初めて本当の愛情を知る過程がサイドストーリーなのですが・・・。ああ、幸せになってくれMary Lou。あ、Samもね。
多分、シリーズ前半の山場であるSamとAlyssaを主役に迎える次作へのブリッジの役割を果たしているこの作品。Samがロマンスやれる環境作りという意味あいが大きかったのでしょう。主役のロマンスは何となく影が薄い。ヒーローMikeのキャラクターは二面性を狙ったのだろうけれど、イマイチ説得力に欠けてなんだか二重人格みたいだったし。私の想像力不足かもしれないけれど、礼儀正しく真面目な彼がカジュアルセックスに浸ってたというのはどうも納得がいかない。あとは、いつも通り第二次世界大戦話としてJoanの祖父母のロマンス。舞台は太平洋戦争ということで、若干居心地悪かったです。やっぱり私も日本人だなぁと。クライマックスの大統領訪問のシーンは圧巻。ドキドキしてページを繰るのがもどかしかったです。あと、舞台がサンディエゴということで"Team Sixteen"のメンバーの普段の生活や、昔の登場人物たちのその後が伺えたのも楽しかった。Kellyたちが奥様連中の集い(?)で見てたのは「高慢と偏見」だよね?
主役のロマンスはイマイチでしたが、やっぱり文章楽しいし物語の持っていき方上手いし、何しろMary Louが頑張っていたので5つ星。2006.1.8★★★★★

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コメント

こんばんは。はじめまして。
ロマンスという分類すら最近知った、初心者のなっぴいです。
トラブルシューターシリーズについ最近はまってしまいました。つい最近というのは今年に入ってからなんですが。

私のお気に入りカップルはサムアリです。が3巻のラストが衝撃すぎて、なんで?!ってカンジで・・・・。
そこでトラブルシューターで検索かけてこちらにおじゃまさせていただいてます。 bookgirl さんが5巻まで読んでらっしゃることを知り、足跡を残させていただいている次第であります。

私としては、2人の今後が気になりすぎて、翻訳を待っていられない!!(半泣き!)ってカンジです。。第6巻が二人が主役とのことなのですが、翻訳待ってたら再来年ってことになりますよね・・・。
原作読みたいけど、英語ダメだし。。ってことで、 bookgirl さんが非常にうらやましいです。6巻の感想アップ、楽しみに待ってます。

投稿: なっぴい | 2006.01.17 02:21

はじめまして、なっぴいさん。
読んでますよー、第六巻"Gone Too Far"。サムづくし、サム祭状態です。ただ今、アリッサと手錠(またもや!)ドライブ中。5冊分の思いを必死にアリッサにぶつけてます。頑張れサム! 負けるなサム!
読み終えたら感想書きますね。でも、これでサムとアリッサのお話が終わってしまうのかと思うと読み終えるのがもったいなくて・・・。

投稿: bookgirl | 2006.01.17 20:38

な、なんと!!サム祭りですかっ!!
いいなァ~、私も参加したいです…(何に??)
返信のコメント、ありがとうございます。

4、5読んでないので、私の中では衝撃の展開で終わってます。
bookgirl さんのお話ですと、サムの嫁はダメダメのようですね。
どうなってサムアリが復活するのかわかんないのですが、二人には二人で幸せになってもらいたいと思います!がんばれサム、素直になれアリッサ!!

でもサムアリが終わっちゃうのも悲しいですね。原作は何巻まで続くのかよくわかんないんですが、二人には出続けてもらいたいです。とはいえ、私が読むのは再来年かァ~。長いです。。
この際、原作本に手を出してしまおうかな・・・・。

投稿: なっぴい | 2006.01.17 21:47

原作本、手を出しちゃいましょうか!
俗語は結構多いですがエイゴ自体は簡単で読みやすいです。ちょっと長めではありますが、Samの台詞から"F*ck"を削れば3分の2くらいのボリュームになるので(というのは冗談ですが)大丈夫。
それに、この作者の原文は無茶苦茶テンション高くて、読んでてすごく楽しいですよ。

投稿: bookgirl | 2006.01.18 20:41

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