« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

2005.03.31

First Lady

First Lady
Susan Elizabeth Phillips

Avon Books (Mm) 2000-02-08
売り上げランキング : 264,071

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

元副大統領の娘であり、暗殺された前大統領の妻、善意のシンボル、若く美しい人気のファーストレディ。夫亡き後も、独身の次期大統領のカリスマ性の無さをファーストレディとして補うことを強要され、ブチきれたNeallyはたとえ束の間でも自分の人生を取り戻すべく、ホワイトハウスから脱走する。そこで出会ったのが身長2m(!)の失業中のジャーナリストで独身主義者のMat。そして彼が厄介払いしようと必死になっている彼の元妻の娘たち。お互いに自分の身分を隠して一緒に旅を続けるうちに二人は当然恋に落ちるわけだけれど、問題は互いの秘密を知ってしまった時。Matにアメリカで1番有名な女性に言い寄る勇気はあるのか?Nellyは天敵ともいえるマスコミの人間を信じることができるのか?ホワイトハウスからの追っ手も着々と迫ってくるし。
前半は着々と構築される擬似ファミリーに恐怖するMatと平凡な日常生活に感動するNeallyのずれ具合が可笑しい。赤ん坊を使うのは反則だなぁとは思いつつもButtonには笑わされるし、和ませられる。でもやっぱり面白かったのは二人が真実を知ってから以降の部分かな。愛しさあまって憎さ百倍、みたいな。ロマンスの真骨頂ですね(そうなのか?)。あと、今まで読んだ中で一番長くて饒舌な3ページにも渡る愛の告白シーンが印象的。
イマイチだったのは、Neallyのキャラでしょうか。あまりに「優等生」すぎるかな?ファーストレディっぽさがそれほど感じられないのももったいないし。家出した理由にも説得力がなくて、未成熟な印象ばかりのこる。後半ではなかなかいい女になってるんだけどね。成長したっていうことなのか?うーむ。2005.3.31★★★★

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.03.26

Sweet Nothings

Sweet Nothings
Catherine Anderson

Onyx Books 2002-01-01
売り上げランキング : 139,999

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

Kendrick/Coulterシリーズ3冊目。Phantom WaltzのBethanyの兄、Jakeのロマンス。
元夫の策略で心神喪失の烙印をおされ、精神病院にまで収容されたMolly。退院したものの、一切の権限を失って元夫の後見下におかれてしまっている。その元夫の暴力が原因で精神を病んで暴れウマになってしまい、処分される運命となった愛馬Sunsetを盗み、Mollyは馬の精神治療師として名高いJakeの元へとSunset共々へと駆け込む。JakeはMollyが牧場のまかない担当になることを条件にSunsetの治療を引き受けるが、元夫の精神的な暴力で完全に自尊心を失ったMollyこそ手当てが必要であることを知る。さて、Mollyは再び自分を取り戻すことはできるのか。Jakeは性悪元夫の魔の手からMollyを守ることができるのか。
Phantom Waltzで登場した時にはただのマッチョな兄という印象しかなかったJakeが繊細かつ男らしい理想の王子様に大変身!不幸な女性がヒーローに出会って幸せになるっていうのは何だかパターンなのだけど、Jakeが男前なので許せる(許しちゃうの?)。優しくってロマンチックでしかもマッチョ。あまりのいい男ぶりにリアリティには欠けるけど、ロマンス・ファンはそもそもリアリティを求めていないと思うので可。そして小太りMollyにラブラブである。太め好きのヒーローってのは意外といるものだけれど、セルライトに欲情するヒーローはさすがに初めて(笑)。あと、前二作のヒーローとちがって金持ちじゃないってのもポイント高い。金や権力がなくても強い男がホントに強いのだ!
とJakeラブラブながらも、元夫の唖然とするほどの悪っぷりはさすがに行き過ぎ(笑いを誘うほど)だと思うので減点1。2005.3.26★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.20

Untie My Heart

Untie My Heart
Judith Ivory

Avon Books (Mm) 2002-11-05
売り上げランキング : 267,350

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ヨークシャーで小さな羊農家を営む未亡人のEmmaの貴重な繁殖用子羊が、新しくやってきた子爵、Stuartの暴走馬車に轢かれて死んでしまう。しかしStuartは否を認めるどころかEmmaに会おうともしない。実は引退した詐欺師でもある(!)Emmaは罰としてStuartから金を騙し取ろうとするんだけれど、ものの見事に返り討ちにあって、Stuartの叔父への復讐作戦に力を貸さざるを得ない状況に。
決して全体的なテンポは良い訳じゃないんだけど、一つ一つのエピソードがすごく印象深い("saw it off"事件とか最高!)。あと、感情を直接表現せずに主人公たちの行動で語らせるのが凄く上手くて、またその感情に説得力があって、ラブシーンもむしろ表現は控えめなんだけどエロチックだと思う。比較的淡々とストーリーが進むので「ロマンチックが足らんなぁ」と思ってたんだけど、ラスト近くのEmmaがStuartの部屋であるものを発見するシーンで完全にヤラレてしまいました。
主人公たちは片や筋金入りの元詐欺師、片やかつてはイスタンブールでハーレムを持ってたというエキゾチックな伊達男(コートの裏地にチンチラの毛皮!しかも若干Sっ気あり)。どっちもどっちなワルなので、主人公は清廉潔白じゃないと駄目なヒトは受け付けないかも。しかも私でもちょっぴり「なぬ!?」と思うようなラブシーンが出てきりもしたので、そのアタリで許容範囲が狭いヒトも駄目かな。だけど間口広い方々なら、ワルっぷりの影に見え隠れする純粋さと脆さと逞しさに、気が付けば主人公たちにほれ込んでること請け合い。2005.3.20★★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.14

The Laughing Corpse

The Laughing Corpse (Anita Blake Vampire Hunter (Paperback))
Laurell K. Hamilton

Ace Books 1994-09-01
売り上げランキング : 374,342
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【これはロマンスではありません】
って書いておかないと、誰か間違って知らずに読んじゃうかもしれないから。
バンパイアハンター Anita Blakeシリーズ第二作。Anitaのところに大金の報酬をちらつかせながら、人間のいきにえが必要なゾンビ起こし(って他になんて言えば・・・)を依頼する男がやってくる。当然Anitaは断るけれど、男は引き下がるどころか強硬な手段に訴えはじめる。一方、街には殺人ゾンビ(って他になんて言えば・・・)が現れ、小さな子供のいる一家が惨殺される。Anitaは男の要求を退けることができるのか、殺人ゾンビから街を救うことはできるのか。
と、もう、あらすじからして血の匂いがプンプン。前作のセンシュアルさは影を潜め、バイオレンスが前面にでた一冊。血や肉や骨がてんこもりなので、そういうのが弱い方は止めたほうが無難だけど、ロマンス・ファンのくせにグロさに強い私には相当面白かった。全く別のところからスタートしたプロットが少しずつ重なっていくところがスリリング。アクションも超派手で、テンポもよい。なにせハードボイルドなので、主人公自身に対してもちょっと残酷なところが痛々しいけど。
あとはロマンス・ファン的にはJean-Caludeでしょう。おいしすぎるキャラだ。ふられっぱなしのかわいそうなJean-Claude。はやくAnitaとくっついて欲しいものです。2005.3.14★★★★

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005.03.09

Mr. Impossible

Mr. Impossible (Berkley Sensation)
Loretta Chase

Berkley Sensation 2005-02-16
売り上げランキング : 90,341

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

手に余って国を追い出され、エジプトまでやってきたイギリス貴族の不良四男坊Rupert。現地の警官と衝突して早速牢屋に入れられる。そこへ、誘拐された考古学者である兄の捜索を頼みに来たDaphneは若き未亡人。兄を探して二人してナイル川を旅行く間に勿論恋に落ちるわけ。
Rupertは大らかでストレートで太陽みたいな男。いいですねぇ。もろタイプのヒーローだ。Daphneも賢くて芯が強くて私好みのヒロイン。互いに惹かれあう姿も非常に説得力あるし、二人のやりとりはウィットに富んでかつロマンチック。なのにイマイチのれなかったのは何故だろう?エイゴが読みにくかったからか、テンポがイマイチだったからか。2005.3.8★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »