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2004.12.18

洋書ノススメ

エイゴ学習の一貫としての洋書多読が流行っている。多読がエイゴ力アップにどれほど寄与するかは、これはもう人それぞれだと思うし、場合によっては何の役にも立たなかったじゃんなんて人がいても不思議はないと思う。
だけど、洋書を読むことで100%恩恵を受ける人々もいるのだ。そう、ロマンス・ファンのことです。
ロマンスを楽しむなら、絶対に洋書に手を出したほうが良い。日本と海外では業界としてのスケールがもう全然違うのだ。
日本も最近はロマンスが流行ってきてるのか、立ち読みしたダ・ヴィンチの「今年の本ランキング」みたいな企画で「恋愛小説」ていう項目があったのに個人的には度肝をぬかれたのだけれど、和製ロマンスはまだまだマイナーだし、いわゆる「ロマンス」とはちょっと違うのですね。エンタテイメント度が低い。芸術系なのだ。
で、翻訳はというと、こちらも昔に較べれば増えてきているのだとは思うけれど、まだまだ数が少ない。特にシングルタイトル物の翻訳の少なさときたら。話題の最新作が翻訳されてないのはいたしかたないとして、名作として評判が確立された作品だってまともに翻訳されてない。翻訳でロマンスを楽しむって、太平洋の魚を東京湾に釣り糸たらして釣ってるようなものだ。もちろん釣れるけど、種類も数も限られる。やっぱ遠洋漁業でしょ。
高校卒業程度のエイゴ力があれば、洋書は誰でも読めるようになると思う。要は慣れなんです。最初ネックになるのがボキャブラリと読むスピードだ。知らない単語が多すぎると話が理解できなくなるし、最初のキスシーンまで何ヶ月もかかったのでは誰だって嫌気がさす。そこだけは残念ながらトレーニングが必要で、巷に溢れる洋書読みの手引書の類に書かれている通り、簡単な児童書から入るのが懸命だ。単語も簡単だし、話の展開が早いので読むのが遅くても大丈夫。
私の場合もそうで、最初は子供向けファンタジー(ハリーポッターとかね)から入った。ロマンスてのはいわば大人向けファンタジーみたいなものなので、ロマンス好きなら楽しんで読めるはず。だいたい半年かけて20数冊(我ながら我慢強い)の児童書を読むうちに、小説で使われる基本的な単語もある程度マスターできたし、何より大事なのは読むスピードが速くなった。そしたらもう、ロマンス読みまくりである。時々知らない単語が多すぎて何が起こっているのか判らないときもあるし、初キスまでやっぱりまだ数日かかってしまうけど、充分楽しめるレベルである。何より、広い太平洋を眺めて、まだ見てないけれどこれから釣るべき魚どれくらいあるかと考えただけで顔がほころんでくる。釣り放題なのだ。
いいっすよー。洋書読んでみません?

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